はよざいます

デ・ゼッサント、J・Kユイスマンの「さかしま」の主人公である

三島由紀夫いわくデカダンスの聖書である「さかしま」、私はこのさかしまの中の暮らしにあこがれ続けていた
小さな自分の殻の中に小宇宙を築き上げるのである

進歩を拒絶し内に内に自分を置き去りにするのだ
趣味が高じてなんとかなってしまったりせず、自分の中でなにもかもを完結させてしまう
デ・ゼッサントのように

私の煩悩で思うには、とてつもなく綺麗な森に窓のある背の高い家をこしらえ
高級な音と壁一面に本を置き・・・・

ちくしょうめ、金のやつ最後には人を嫌な思いにさせやがる

デ・ゼッサントもそういえば金持ちだったのを忘れていた
しょうがないので明日も精一杯働くふりをするとしよう


おしまい